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 画質劣化の少ない色調補正
 
レタッチソフトによる事後的な色調補正、その全てが失敗写真の救済とは一概には言えないであろうと思われる。作画意図や機材の限界により撮影時点でレタッチを前提としているケースもある。どのような場合かと言うと例を挙げれば

@明暗差の激しい被写体の場合、デジカメではダイナミックレンジが狭く簡単に白飛び・黒潰れを起こしてしまう。例えば明るい青空と木陰といったようなものを写す場合、木陰の明るさ(暗さ)に合わせれば空は真っ白に飛んでしまうし、明るい空に合わせれば木陰は真っ黒に潰れ細部の階調が失われてしまう。このような場合にレタッチを前提にどちらにも中途半端な明るさで撮っておき後からレベル補正を施すという手が考えられる。
A黄や紅など飽和しやすい色のものを撮る場合、カメラの彩度を低めに設定してPCにて各色ごとに彩度を調整する。
B逆光でコントラストが低下せざるを得ない状況

これらは一定の条件下で機材の性能の限界を超えるために考えられるケースだが画作りとしてコントラストや色相彩度をずらすこともよくあることであろう。
 
8bit→16bit変換
PhotoShopの場合、「イメージ→モード→16bit/チャンネル」とすることで色再現領域を増やすことができる。変換後に左下のファイル容量が倍になるのが確認できます。色領域を増やして色調補正することにより補正後の画質劣化を抑えられます。論より証拠、下の比較画像をご覧下さい。
8bitモードのままレベル補正・彩度調整
16bit変換後レベル補正・彩度調整
調整終了後8bitへ戻す
 

恐らく、と言うか自分も画質を見ての違いは分かりません。それほど極端な補正を施していないせいもあるでしょう。
但しヒストグラムを見ると明らかに波形が違います。左の画像では櫛形に欠落した波形になっていますね。対し右側はなだらかな連続した曲線を描いています。
この左側における櫛形の欠落情報は一般にトーンジャンプと呼ばれるレタッチによる画質劣化の顕著な例です。この作例では分かりにくいかもしれませんが、画面一杯に写し出された黄色い花で同様な検証を行えば明るい黄色から暗い黄色へと一気に変わる(飛ぶ)さまが見られるかもしれません。低画素の画像を拡大すると輪郭がギザギザになるのと同じような原理です。

 
一般にレタッチ初心者の方はソフトで画像を開いてそのまま色調補正してしまいますが、たったこれだけの操作で画質劣化を格段に抑えることができることもあまり知られていないようですね。
最近のデジカメはコンパクトタイプでもRAW記録できるものがありますがJPEGでも劣化の少ない補正が可能です。どの程度のクオリティが必要なのかにもよりますがファイル容量節約、しいては撮影可能枚数の多いJPEGモードも決して劣るものではありません。記録メディアにかけるコスト・撮影後に1枚1枚現像する手間とどちらをとるか。最近の雑誌等における安易なRAW推奨に対するアンチテーゼとして今回の記事とします。
 
 
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